「足汗がひどい!」と困っている人は、
当然その原因を知りたいですよね。
「ひょっとしたら自分は何か病気なんじゃないか?」
と気になって仕方がないと思います。
ボク自身も同じで、悩み始めたころはよく不安になりました。
今みたいにスマホでなんでも調べられる時代でもなかったし、
手汗や足汗がひどい以外には、特に健康に不安もなかったので、
そういう体質なのかなと思う以外にしょうがありませんでした。
今はスマホでなんでも調べられるので、かなり知識もついたし、
対策もいろいろあることが分かったので、まあ普通に暮らせています(^^;
汗をかくしくみ
どんな場合に汗をかくかというと、3つの場合があります。
●温熱性発汗
暑いときや、運動で体温が上がった時に、体温を下げるために出る汗
●味覚性発汗
辛いものなど刺激の強いものを食べた時に出る汗
●精神性発汗
人前に出て話すなど、緊張したりストレスを感じたりした時に出る汗
どれも人間なら男女問わず起こる現象ですね。
でも、「足汗がひどい」「手汗がひどい」と悩む人には、
「どれにも当てはまらないのに汗が出る」
ということがほとんどだと思います。
「足汗がひどい」「手汗がひどい」のは多汗症
ふつうよりも汗がひどい状態を多汗症といいます。
全身で汗がひどい場合は「全身多汗症」。
部分的に汗がひどい場合は「局所性多汗症」。
局所性でもカラダの部位によって、
・足汗がひどい場合は「足蹠多汗症(そくせきたかんしょう)」
・手汗がひどい場合は「手嘗多汗症(しゅしょうたかんしょう)」
・ワキ汗がひどい場合は「腋窩多汗症(えきかたかんしょう)」
などなど、それぞれ名前がつくようです。
なんか、漢字がムズカシイですね(^^;
多汗症でも、なにか他の病気のせいで多汗症になる場合(続発性)と、
他に病気はないのに多汗症である場合(原発性)があります。
他の病気の例としては、
・バセドウ病
・褐色細胞腫
・先端肥大症
・糖尿病
・更年期障害
・自律神経失調症
などで、他にもあるようですが、
それまで何ともなかったのに急に多汗症になった場合には、
他の病気が隠れていることが多いようです。
原発性の場合は、若いころから症状が出て、
中年期以降になると自然に治る場合も多いようです。
症状にも程度があって、
重症の人はさわった電化製品がショートして壊れてしまうなど、
日常生活にかなりの支障がでます。
そこまでいかなくても、
・さわった書類が汗でヨレヨレになる
・フローリングに汗で足あとがつく
・握手や手をつなぐのがためらわれる
など、手汗や足汗で悩んだり、
恥ずかしい思いをしている人はかなりいるようです。
手汗足汗がひどい原因は病気とも言えるし違うとも言える
多汗症という言葉がでると、いっきに「病気」
のイメージになってしまいますよね(^^;
何か別の病気に原因がある、続発性多汗症の場合は当然病気ですが、
そうでない場合は、かならずしも病気とは言えないとボクは思います。
もちろん、症状としてはあるわけですが、
多汗症の研究自体がまだ始まったばかりで、
コレが原因と言えるものはまだはっきりしません。
困る場面はありますが、
カラダにとっては普通の生理現象かもしれないわけです。
先に汗をかくしくみとして3つを紹介しましたが、
実はこのどれかに当てはまっているかもしれないわけです。
手汗足汗がひどい原因その1:ストレス
人前で話すときなど緊張して汗がでますが、
これは心がストレスを感じるからですね。
でもストレスはなにも心ばかりで感じるものではありません。
ボクの弟が新しい靴を買ったとき、サイズが小さすぎて、
しばらく歩いていると、
足汗が大量に出て困ったということがあったそうです。
弟は普段は特に足汗に困っているわけではありません。
これは足がキュウクツという、体が感じたストレスが原因となって
足汗がでた例だと思います。
女性の場合なんかはこんな場面は多いんじゃないでしょうか。
オシャレなハイヒールなんて、すごくキュウクツそうですもんね(^^;
手汗足汗がひどい原因その2:冷え性
いろいろと足汗の情報を集めていると、
「冷え性なのに手汗足汗が出て困る」という話がけっこうあります。
手足が冷えているのに温めたら汗が出て、
また余計に冷えてしまうというとても困ったスパイラルですよね。
これは冷えた部分を温めると、熱くなったと脳が勘違いをして
汗を出してしまうんだそうです。
ボク自身は冷え性ではないですが、似たような経験ならあります。
夏の暑いときに、サンダル履きでファミレスに入ったら、
冷房の効きすぎで足が冷えてしまい、
外に出た途端に足汗がドッと出てきたことがあります。
こういうことが実際に起きているわけですから、
冷え性も原因の一つと言えるのではないでしょうか。
コメント